とうもろこしと豆腐の和え物
もぐもぐ期・離乳中期(7ヶ月から8ヶ月頃)
旬のとうもろこしは甘みがたっぷり。調味料は使わず、薄味に。とうもろこしのやさしい甘みと旨みを利用して赤ちゃんの繊細な味覚を育てましょう!
粒々のコーンは食べにくいので、ひと手間加えて食べやすくします。すりつぶしてペースト状にしたり、フードプロセッサーにかけたりしてなめらかな食感にしましょう。
● 材料(作りやすい分量)
とうもろこし
1/2本
絹ごし豆腐
絹ごし豆腐
50g
かつお節粉
少々
● 作り方
1.とうもろこしはゆでて(または別の方法で加熱して)粒を外し、みじん切りにする。絹ごし豆腐は湯通しする。
2.1. をすり鉢(またはフードプロセッサー)でよく混ぜる。
3.2. にかつお節粉を加えて味を調えれば出来上がり!
同じ材料で作れる大人向けの便秘解消レシピはこちら
- 健康ライター・管理栄養士志水あい(しみず あい)
調理のポイント
離乳食で、とうもろこしはいつから食べられる?
しっかりとした噛み応えのあるとうもろこしは、不溶性食物繊維が豊富で便秘解消に役立つ食材です。しかし、そのままの形では食べにくいので、離乳食の進み具合によって形状を変えてあげましょう。
ごっくん期(離乳初期・5~6ヶ月頃)は薄皮があると飲み込みにくくなるので、粒の外側の薄皮は取り除きます。ザルなどで裏ごしすると薄皮が残ります。もぐもぐ期(離乳中期・7~8ヶ月頃)になると薄皮も食べられるようになってきます。みじん切りしただけのものは食べにくいので、なめらかな食感のものに混ぜるか、とろみをつけるなどの工夫が必要です。今回のレシピのように豆腐に混ぜると食べやすくなります。水か牛乳を加えてスープにするのもおすすめです。それでも食感が苦手な子もいます。食べる様子を観察しながら、食べやすい形状で食べさせてあげましょう。
豆腐があると飲み込みやすい!
豆腐は水で戻した大豆をつぶし、それを搾ってできた豆乳を固めて作ります。なめらかでのどごしがよく、大豆の良質なたんぱく質が含まれているため、離乳食に適している食材です。
絹ごし豆腐、木綿豆腐、充てん豆腐など、様々な種類があり、それらの違いは作り方にあります。絹ごし豆腐は容器に豆乳を入れて凝固剤(にがりなど)で固めたもの、木綿豆腐は絹ごし豆腐に圧力をかけて水分を抜いたもの、充てん豆腐は容器に豆乳と凝固剤を入れて密閉して容器ごと加熱した豆腐です。密閉後に加熱するため、腐敗菌が入り込みにくくなり、充てん豆腐は日持ちがよくなります。
また、栄養価も少し異なります。木綿豆腐は水分が減った分、栄養価が高め。カルシウムなどのミネラルが補給できます。もぐもぐ期(離乳中期・7~8ヶ月頃)になると木綿豆腐も食べられますが、今回はのどごしのよさを優先して絹ごし豆腐でレシピを作成しました。木綿豆腐に置き換えると、少し異なる味わいの料理に変化します。
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