かぼちゃとさつまいもの蒸しパン

1歳から1歳6ヶ月頃

今回は好評の蒸しパンレシピ！今が美味しい時期を迎えたかぼちゃとさつまいもを使った、栄養満点の蒸しパンをご紹介。電子レンジを使って下ごしらえをしているので、思ったよりも簡単にできるはず。是非一度挑戦してみて下さい。

● 材料（各2個分）

さつまいも 1本（約100g） かぼちゃ 1/10個（約100g） 薄力粉 各50g 豆乳 各50cc きび糖 各大さじ2～3 ベーキングパウダー 各小さじ1/2

● 作り方

1.さつまいも、かぼちゃはラップをし、2分程度レンジで加熱する。やわらかくなったら、50g分を切り分け、皮を剥き、フォークの背などでつぶす。残りは1cm角に切る。

2.つぶしたかぼちゃ、さつまいものボウルに、薄力粉、ベーキングパウダー、きび糖、豆乳を加え、よく混ぜる。

3.1cm角に切ったかぼちゃ、さつまいもを飾り用に少量残し、2.に加えて混ぜる。

4.生地をカップに入れ、飾り用に残しておいたかぼちゃ、さつまいもをのせる。

5.蒸し器に入れ、10分程度蒸す。蒸しパンの中央部分に竹串などを刺し、生地がついてこなければ蒸し上がったサイン。 網などの上に置き、粗熱をとれば出来上がり！

フードスタイリスト吉田美生（よしだみお）1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』『Tarzan』等のレシピ制作で活躍。

調理のポイント

蒸しパンらしいふっくらとした生地を作るには？

さつまいもやかぼちゃは、品種や保存期間の長さで、含まれている水分量が違います。生地の材料を全て混ぜ合わせた時点で、とろりと流れてしまうようであれば、さつまいもやかぼちゃに含まれる水分が多く、味には問題ないものの、あまり蒸しパンらしくきれいにふくらみません。

そのような場合は、薄力粉をさらに10gずつ追加します。生地がもったりするまで少しずつ加えましょう（きれいにふくらむ目安は、ホットケーキミックスを使用した際のホットケーキの生地よりやや硬く、もったりとした感じです）。

今回の写真では、わかりやすいように、かぼちゃとさつまいもの生地を別々のカップに入れて蒸していますが、1つのカップに両方の生地を入れても問題ありません。2色の蒸しパンに仕上がり、味も2種類楽しめるため、こちらもおすすめです。

さつまいも、かぼちゃの栄養素

今の時期に美味しいさつまいもやかぼちゃには、食物繊維が豊富に含まれています。さつまいもやかぼちゃを食べると、胃の中で食物繊維は水分を吸ってカサを増します。そして腸の中に入ると、腸壁にへばりついた宿便や食べ物のカスを食物繊維が絡めとって、さらに便の量を増やしてくれます。便のカサが増えると腸への圧迫が高まり、結果として便意をもよおすようになります。さらに食物繊維は腸内菌のバランスを改善し、善玉菌が繁殖するのを助ける働きも持っています。

さつまいもには食物繊維の他に、ヤラピンという成分が含まれています。ヤラピンはサツマイモを切った際に出る白い液体のことで、便を柔らかくしたり、便通を良くしてくれる働きがあると言われています。また、緑黄色野菜のかぼちゃは、主成分はでんぷんですが、豊富なビタミン、中でもビタミンE、カロチンがたくさん含まれることで有名です。他にもミネラルなど栄養がたっぷり！

このように、食物繊維以外の栄養素もたくさん含む2つの野菜。これらを蒸しパンにすることで、赤ちゃんが喜ぶ栄養満点の離乳食の出来上がり！気温の変化が激しい今の季節。赤ちゃんにもしっかり栄養を摂ってもらい、元気な体を作ってあげましょう。

このレシピは

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