リゾット風チーズ粥
1歳から1歳6ヶ月頃
いつも食べる主食をアレンジすると食物繊維量が増やせるのは大人も子どもも同じ。食べやすい野菜粥に牛乳とチーズを加えてたんぱく質も増量しましょう。
● 材料(作りやすい分量)
ごはん
30g
にんじん
20g
たまねぎ
20g
水
200cc
牛乳
大さじ2
パルミジャーノレッジャーノ(または粉チーズ)
小さじ1/2
※材料の写真に水は含まれておりません。
● 作り方
1.にんじん、たまねぎは、みじん切りにする。パルミジャーノレッジャーノは粉にする。
2. 鍋に、にんじん、たまねぎ、水を入れ、蓋をして弱火にかける。
3.野菜が柔らかくなったら、ごはん、牛乳、パルミジャーノレッジャーノを加えてごはんが粥状になるまで煮れば出来上がり!
- 健康ライター・管理栄養士志水あい(しみず あい)
調理のポイント
チーズは種類と量に注目
チーズは原料が生乳なので、カルシウムなどのミネラルが含まれています。赤ちゃんも摂取したい食品の一つですが、種類によって塩分や脂質が多く含まれているものもあります。
例えば、キャンディチーズはプロセスチーズなので日本食品標準成分表2015年版(七訂)によると100gあたりの塩分は2.8gです。商品による差は多少ありますが1個(5g)には0.14gの塩分が含まれています。加熱済みでそのまま食べられるプロセスチーズは便利ですが、食べすぎには注意しましょう。粉チーズは、小さじ1/2(1g)で塩分は0.38gと多め。少量を調味料代わりに使うのがおすすめです。
日本人の食事摂取基準(2020年版)によると1日の塩分摂取量は、6~11ヶ月の赤ちゃんの目安量は1.5g、1~2歳の子は3.0g未満が目標量です。ほかの食事やおやつの塩分量を考慮しながら、ほどよい量をあげてください。
発酵食品のよいところを利用しよう!
チーズといえば発酵食品のイメージがありますが、発酵させずに作られるものもあるため発酵食品ではないチーズも存在します。カッテージチーズやクリームチーズ、モツァレラチーズなどがその例です。これらは塩分が少ないので、乳製品としてミネラルやたんぱく質を摂取したいときに向いている食品です。
一方、発酵を経て作られるチーズは保存をよくするために塩分が添加されています。発酵食品には、腸内でよいはたらきをする乳酸菌などが含まれています。腸内環境を整え、腸を刺激して便秘予防や解消に役立ちます。また、発酵によってたんぱく質がアミノ酸に分解されているため消化吸収がよく、旨みもたっぷり! 深い味わいの調味料としても利用できます。
- やわらかたけのこごはん