桃の冷たいスープ
ごっくん期・離乳初期(5ヶ月から6ヶ月頃)
今回は初夏の果物、桃を使った冷たいスープをご紹介。
フレンチの前菜として話題になった桃のスープですが、味はほんのり甘く、デザートとしてもOK。とろっとした口当たりなので赤ちゃんにも食べやすく、この時期ならではの離乳食として大活躍しそう。
● 材料(2食分)
桃
1個
レモン汁
小さじ1
きび糖
10g
水
100cc
ヨーグルト
50g
● 作り方
1.桃は表面の産毛を洗い落とし、皮付きのまま適当な大きさにカットする。
2.鍋に、桃、レモン汁、きび糖を入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にし、あくを取りながら1分ほど煮る。
3.2.をミキサーにかけ、ボウルに移す。氷水を入れた別のボウルに入れ、しっかり冷やす。
4.粗熱がとれたら、ヨーグルトを入れ、混ぜる。
5.盛り付ければ出来上がり!
- フードスタイリスト吉田 美生(よしだ みお)
調理のポイント
甘さの調節
今回のレシピでは、赤ちゃんが食べやすいように、きび糖を少し加えてあります。桃がしっかり甘く、お砂糖を入れなくても十分甘い、もしくは赤ちゃんには余分な甘さはちょっと気になるという方は、きび糖を入れなくてもOK。
また、砂糖を入れることによりヨーグルトの酸味はまろやかになります。酸っぱいのが苦手という赤ちゃんには、レシピ通り多少お砂糖を入れてあげた方が食べやすいでしょう。赤ちゃんの好みにあわせて、アレンジしてみて下さい。
桃の栄養
桃の甘味の主な成分は果糖。体内への吸収が早く、効率良くエネルギー源となるため、食の細い赤ちゃんにとって効率の良い離乳食と言えるでしょう。
今回、桃は皮を剥かずに使用しています。
桃の皮には、整腸作用のある水溶性食物繊維のペクチンをはじめ、ポリフェノールの一種であるカテキン等が含まれ、桃の果肉以上に栄養があります。また、皮と一緒にミキサーにかけることで、ほんのりピンク色に仕上がり、目にも涼しげな桃のスープの出来上がり。
桃、レモン共にビタミンCも含まれているので、美肌効果もあります。赤ちゃんだけでなく、夏バテ気味で食欲のないお母さんにも、大変おすすめのレシピです。
- 豆乳ととうもろこしのポタージュ